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今年の森と、きのこの話

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今年の夏は、ひるがの高原でも暑い日が続きました。

その後、長い雨が続くようになり、森の中にもたっぷりと水分が入ったようです。

そんな季節の移ろいの中で、今年はきのこがよく出ています。

ポルチーニ茸をはじめ、アカヤマドリダケ、ムラサキヤマドリダケ。

森を歩いていると、思いがけないところで姿を見つけることがあります。

きのこは、気温や雨、地面の状態など、いろいろな条件が重なって初めて顔を出します。

今年は、夏の暑さのあとに長雨が続いたことで、きのこにとって良い環境が整ったのかもしれません。

毎年同じ森を歩いていても、採れるものや量は少しずつ違います。

だからこそ、きのこを探す時間には、宝物を見つけるような楽しさがあります。

採れたきのこは、その香りや状態を見ながら、薪火で焼いたり、パスタやリゾットにしたり。

乾燥させて、時間をかけて旨みを引き出すこともあります。

森からいただいたものを、その時だけで終わらせず、少し先の季節にも届けられるように。

今年たくさん採れたきのこも、一つひとつ大切に仕込んでいます。

ポルチーニ茸、アカヤマドリダケ、ムラサキヤマドリダケ。

この夏の森がくれた、豊かな恵みです。

季節が進むにつれて、森の表情も少しずつ変わっていきます。

次はどんなきのこに出会えるのか。

そんなことを楽しみにしながら、今日も森を歩いています。